EPAとFTA 後編

セミナーの案内です。

「よくわかる物流コスト改善の実務 」
主催者 日本経営協会
http://www.noma-front.com/shop/seminar/seminardetail.aspx?seminar=60000633&mikey=908e4ad5-2a8b-4eb2-9c9e-ec4d5626a3bd&p=&ps=

興味がある方は、まずはHPを参照願います。
カリキュラム等が記載されています。

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もう少し、生活に密着したEPA締結のメリットを実例をもとに紹介します。

(1)  牛丼 【日メキシコEPA】
通常より低い関税で輸入できる牛肉・牛肉調製品の関税割当枠が設置されました。
現在、この割当枠がフル活用されています。

(2)  まぐろの缶詰 【日フィリピンEPA】
まぐろの缶詰の原料となるキハダマグロやかつおの関税が徐々に引き下げられて、
2013年4月から無税になりました。

(3)  衣類 【日ベトナムEPA】
EPAの発効時に関税が撤廃されました。

このように、みなさんの生活においても
商品価格が安くなる等のメリットが生まれているのです。

■  これからのEPA
現在、次の国や地域とEPAを交渉中もしくは共同研究中です。
「オーストラリア」、「モンゴル」、「コロンビア」、「日中韓」、
「韓国」、「カナダ」、「コロンビア」、「EU」、「トルコ」、「GCC(湾岸協力理事会)」、
「RCEP(ASEANの10ヶ国他の東アジア地域包括的経済連携)」

参考ページ
5月号 1/3 EPAとFTA
5月号 2/3 EPAとFTA

この掲載文は、ロジスティクストレンド誌に連載している内容を転載しております。
http://www.logitrend.info/

 

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TPP協定における日本と米国の政府間協議が本日から東京において行われます。

協議事項の重点項目は、「牛肉や豚肉など農産物5項目の関税の取扱い」、
「牛肉や豚肉の輸入が急増した際の「セーフガード」発動条件など」、
「日本に自動車を輸入する際の規制緩和条件」とされています。

どこに落ち着くのか気になるところです。

 

貿易コンサルタント 木村徹