港湾地区の保管機能 後編

コンテナ物流情報サービス(Colins)

国土交通省港湾局が、スーパー中枢港湾を核とした

コンテナ物流の総合的集中改革プログラムにおける

港湾物流情報化推進のために開発したシステムであり、

コンテナ貨物を扱っている企業に対してコンテナ物流情報を提供しています。

 

そこで知ることが出来る情報には、フリータイム情報、船舶動静情報、

港頭地区渋滞情報、ゲートオープン時間情報、

輸入コンテナ搬出可否情報等があります。

 

このホームページの機能を使うためには会員登録が必要ですが、

一部の機能であればだれでも閲覧することが出来ます。

 

例えば、『混雑状況カメラ』を見てみると

CYやCY周辺での渋滞状況を知ることが出来ます。

 

写真 コンテナ物流情報サービス

Colins

出典 https://www.colins.ne.jp

 

コンテナフレートステーション(CFS)

CYを知ったうえで、もう一つ覚えておいてほしいのがCFSです。

これは、海上コンテナ1本に満たないような

少量の国際貨物を輸出入する際の混載貨物を取り扱う場所です。

 

国内輸送に例えると、

国際版の特別積合せ貨物運送(路線便)のターミナルと言えるでしょうか。

 

このCFSで小口貨物を海上コンテナに積んだり、

若しくは海上コンテナから降ろしたりします。

 

当然、保税地域なのですが、CYのように財務大臣が指定した場所ではなく、

その場所を管轄している税関長が許可した場所になります。

 

貿易コンサルタント 木村徹